老夫婦だけで歩いたアルプスハイキング―氷河の地形と自然・人・村― (YAMAKEI CREATIVE SELECTION Pioneer Books ヤマケイクリエイティブセレクション)本ダウンロード
老夫婦だけで歩いたアルプスハイキング―氷河の地形と自然・人・村― (YAMAKEI CREATIVE SELECTION Pioneer Books ヤマケイクリエイティブセレクション)
老夫婦だけで歩いたアルプスハイキング―氷河の地形と自然・人・村― (YAMAKEI CREATIVE SELECTION Pioneer Books ヤマケイクリエイティブセレクション) 塚本良則 epub
de 塚本良則
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内容紹介氷河の地形を楽しみながらアルプスを歩きたい方へ。 森林水文学・砂防学の権威である著者が氷河の美しさを読み解きながら歩いた、 アルプスハイキングの貴重な記録。 ―アルプスは山も谷も、総て氷河がつくった地形である。 私は以前から、氷河がつくる独特の地形に魅せられているひとりである。 氷河地形学を学んだことはないが、―(略)―以前から、私なりの解釈で アルプスの地形と山岳美を記述してみたいと思っていた。(「はじめに」より) 森林水文学・砂防学の権威である著者が、 アルプスの氷河地形の解説を横糸に、旅の思い出を縦糸に織り上げた、アルプスハイキングの貴重な記録。 老夫婦ふたりだけで歩き通した旅の足取りを、著者手描きの美しい地図と共に辿る。 第1章 アルプスのハイキングに関する総論 氷河急行からアルプスの全体地形を読む/アルプスと日本の山の違い、ハイキングの違い/アルプスのU字谷、日本の山のV字谷/アルプスのハイキング場周辺の地形/アルプスハイキングのタイプ分け/ハイキングマップについて 第2章 私達が歩いたアルプスの4大リゾート周辺のハイキング ツェルマット周辺のハイキング/サン・モリッツ周辺のハイキング/シャモニ周辺のハイキング/私達のトゥール・デュ・モン・ブラン(Tour du Mont Blanc)/グリンデルワルト周辺のハイキング著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)塚本/良則 1932年神奈川県相模湖町千木良(底沢)生まれ。東京大学農学部林学科卒、同大学院修士修了。農学博士。専門は森林水文学、砂防学。東京大学、ジョージア州立大学、東京農工大学、(株)アジア航測、日本大学勤務を経て、東京農工大学名誉教授、日本地形学連合名誉会員、砂防学会名誉会員、日本緑化工学会名誉会員。日本林学会賞、赤木賞(砂防)、日本農学賞、読売農学賞、紫綬褒章、瑞宝中綬章他 塚本/靖子 旧姓小片。1936年北海道帯広市生まれ。武蔵野音楽大学卒、同専攻科修了。東京女学館に勤務の後、自宅でピアノ教室を開く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)A continuación se muestran los comentarios del lector después de leer 老夫婦だけで歩いたアルプスハイキング―氷河の地形と自然・人・村― (YAMAKEI CREATIVE SELECTION Pioneer Books ヤマケイクリエイティブセレクション). Puede considerarlo como referencia.
先生ご夫妻の記念のご本というだけでなく、今までに類のない、森林水文学、水文地形学、砂防学をご専門とされる先生だからこその着眼で、まさに「ハイキングのための地形学」を開拓された金字塔と言ってよいと思う。毎年のようにヨーロッパアルプスに足を踏み入れられて30年、百を遥かに超える数のハイキングコースをご夫妻だけで歩かれた間に、通られた道、見られてお感じになったこと、そして考えられたことなど、アルプスの印象を縦糸に氷河と氷河がつくった地形を横糸にして一枚の布を織るように文章、写真、挿絵の原画を394頁にもなる大書にまとめられた。コースごとに書かれたエッセイ風の記述は、読んでいるうちにコース案内のようになっている。しかし、この本のすごいところは、「ハイキングのための地形学」を目指して書かれたところだ。アルプスではどのような地形の所を歩くのか、アルプスのハイキングと日本のハイキングはどこが違うのか、アルプスのU字谷と日本の山のV字谷はどのようにしてつくられ、なぜ美しいのか、など先生の独自の分析により論じられている。山と谷は彫刻師の鑿(ノミ)によって彫られた芸術。アルプスでは氷河が、日本では雨水が、それぞれ異なる鑿(ノミ)で彫った。その美術館をハイキングによりめぐるとき、アルプスでは氷河谷の肩の上のアルプの緩斜面を歩くが、日本では尾根を歩くことになる。アルプスではハイキング領域とアルパイン領域が地形的に一目瞭然で、よほどの無経験・無知以外迷い込むハイカーはいない。しかし、日本の場合はこの領域区別が不明瞭であり、この点を強く認識しないと日本の山のハイキングはアルプスより遥かに多くの危険が待ち受けていると指摘している。
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