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地図で見るアフリカハンドブック


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de ジェロー・マグラン
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内容紹介 グローバル化途上にある現代のアフリカの姿を、人口、気候、環境、産業、紛争、対外関係、犯罪など、さまざまな視点からとらえたもの。各章のテーマの下に各項目を見開き2ページで簡潔に記したスタイルで、34項目がとりあげられている。図版も豊富でわかりやすい。【目次】 はじめに グローバル化でのアフリカの軌道を問いただす 2050年には25億人のアフリカ人 人口がかたよっている大陸 人口の動態――とりもどした人口と不確実性 教育は人口と開発の中心問題 不確実な公衆衛生の向上 大陸内部を移住する人の多さ 都市の挑戦――万人のためのアフリカの都市を創案する キンシャサ――創造の熱気あふれるインフォーマルの中心都市 重圧のかかる環境 不確実で変わりやすい気候 水――地域で共同管理する方向へ チャド湖――人口と気候変動の重圧 ナイル、つねにもっとも狙われる川 問題となっている森林破壊 砂漠化――その定義と答え 保護区の多いアフリカ 経済の転換期か 不変の1次産品経済か、それとも新興経済か 農業問題の方程式 2段構えのケニア農業 採掘事業で新機軸 不可欠なエネルギー インフラ――大工事中の大陸 産業で新興なるか ICT――新しい経済 南アフリカ、グローバル化しつつ弱点のあるアフリカの巨人 国家、社会、国土――緊張と再編成 各国、分離独立の論理と国内強化にゆれる 紛争のアフリカ 中央アフリカ共和国、失敗国家 地域統合の長い歩み 民主主義の過渡期――小休止か、それとも沈滞か 不可分一体の都市と地方 経済成長で利を得るのはだれか アフリカと世界 新旧のパートナーシップ アフリカでの中国の存在感にみる両面性 未開発地と土地の争奪戦 アフリカ、世界的な犯罪市場の中継地 サハラ砂漠、グローバル化で狙われる連結地点 アフリカ人のディアスポラ(民族離散) 付録 参考文献 参考ウェブサイト 略語一覧 著者について ◆著者◆ジェロー・マグラン(Géraud Magrin)パリ第1パンテオン・ソルボンヌ大学地理学教授。政府機関UMR Prodig(各分野最高レベルの研究者の共同研究ユニット)研究員。西・中部アフリカの自然資源(川の流域、鉱山資源)と領土の関係について研究。アラン・デュブレッソン( Alain Dubresson)地理学者、パリ・ナンテール大学特任教授。UMR Lavue(共同研究ユニット、都市・環境計画分野)研究員。サハラ以南アフリカの都市化および南部アフリカの地域の発展と都市ガバナンスの研究を主導。オリヴィエ・ニノ( Olivier Ninot)地理学者、国立科学研究センターの研究技師、UMR Prodig研究員。研究テーマは、西アフリカの輸送システムと人と物資の流通。◆地図製作◆オーレリー・ボワシエール(Aurélie Boissière)フリーの地理学者、カルトグラファー。書籍や雑誌で幅広く活躍。オトルマン社の「Atlas」シリーズでも定期的に協力している。◆訳者◆鳥取絹子( とっとり・きぬこ)翻訳家、ジャーナリスト。おもな著書に、『「星の王子さま」隠された物語』(KKベストセラーズ)、訳書に、シュロモ・ヴェネツィア『私はガス室の「特殊任務」をしていた』(河出文庫)、ミュリエル・ジョリヴェ『移民と現代フランス』(集英社新書)、ダニエル・グラネほか『巨大化する現代アートビジネス』(紀伊國屋書店)、ジャン・ジグレール『資本主義って悪者なの?』(CCCメディアハウス)、アラン・バラトン『庭師が語るヴェルサイユ』、パトリス・ゲニフェイほか編『帝国の最期の日々』、クリスティアン・モンテスほか『地図で見るアメリカハンドブック』、ユーグ・テルトレ『地図で見る東南アジアハンドブック』(以上、原書房)など多数。A continuación se muestran algunas de las reseñas de 地図で見るアフリカハンドブック más útiles. Es posible que desee considerar esto antes de decidirse a comprar / leer este libro.
原書房の「地図で見る○○」のシリーズに接するのは、この「アフリカ」編で8冊目だが、どの巻もそれぞれが個性的でユニークな着眼点から書かれた、いずれ劣らぬ良書なのは素晴らしい。アフリカに関する本をこれまでにかなり読んできたが、アフリカをどのような切り口から語って1冊の書籍にまとめるのか、というのは中々難儀で一筋縄ではいかぬ課題のようだ。著者も巻頭で述べているように、アフリカを語る際には紛争や貧困などの「悲観論」か、「最後のフロンティア」ともてはやす「楽観論」といった型にはまった捉え方になりがちだ。著者はその事に警鐘を鳴らした上で「本書では、データにもとづいた地図で、グローバル化のなかでの現在のアフリカの立ち位置を明確にしたいと思っている」(P.8)と述べており、その狙いはかなり成功していると感ずる。本書でとりあげられている様々なテーマ自体には、アフリカに関する書籍に既に数多く触れている読者にとってあまり「目新しい」「斬新」と思えるものは少ないと思われる。しかし、色々なテーマを基に描かれたアフリカの地図を立て続けに見る事で、この大陸のどの地域にどのような特色があり、それがどのような問題に繋がっているのか、という事柄が、いわば「立体的」に理解出来るのは非常に面白く、その点においてはこのシリーズの「中国編」に比肩しうる秀逸な1冊と思う。人口密度の大きな偏り、識字率のバラツキの大きさ、電力や水や物流等のインフラがあまりに未整備な事、人口の急伸に対して貧弱な食糧事情、生産性の低い農業などアフリカに山積する課題の数々が地図から読み取れる。また、エジプトやマグレブ諸国や南部アフリカと、それ以外の地域の格差(特に経済面)が相変わらず大きい事も再認識させるし、「資源を多く産出する国」が必ずしも「発展」しておらず、資源によって得られる富が一部の権力者に集中しているケースが多い事もうかがえる。尚、フランスの書籍が原著である事から、フランスと縁の深い西・中部アフリカに関する記事が多いかと予想をしたが、中央アフリカ共和国の深刻な現状に関する項が単独で設けられている以外は、とりあげられた地域に極端な「偏り」は無く、バランスの良い中身と言える。アフリカ大陸を巡る諸問題は複雑怪奇であり、1冊の書籍で全てが理解出来る訳では無いが、アフリカを非常に一面的に捉えた本が(残念ながら)少なく無い今の日本で、本書のような良書は中々に貴重な存在だ。アフリカに関心のある方は、一読されて損の無い1冊と思う。※余談だが、日本での情報入手が非常に難しい、旧フランス植民地の西・中部アフリカ諸国のニュースに関心のある方には、日本でもケーブルテレビで容易に見られるTV5MONDEの「le journal Afrique」をご覧になる事をお薦めする。放映が朝早く(6:30や5:30~)なのは難点だが、BBCやCNN等の英語系メディアでは滅多にとり上げられない、マリ、ブルキナファソ、ベナン、トーゴ、ニジェール、チャド、カメルーン、中央アフリカ共和国等々に関するニュースを見る事が出来、非常に重宝する番組だ。

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