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チャレンジする地方鉄道 - 乗って見て聞いた「地域の足」はこう守る (交通新聞社新書059)
チャレンジする地方鉄道 - 乗って見て聞いた「地域の足」はこう守る (交通新聞社新書059) libro 堀内 重人
de 堀内 重人
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内容紹介 地方鉄道をとりまく過酷で厳しい状況が、長らく続いている。少子高齢化、モータリゼーションの進展、産業の空洞化、長引く不況、そして規制緩和・・・撤退を余儀なくされた路線が後を絶たないなか、地方の鉄道事業者はそれぞれ、涙ぐましい努力を重ねながら活路を見出そうとしている。そしてそれは、単に路線の存続という枠を超え、地域の雇用や産業を生み出し活性化にもつながっていく。本書では、奮闘している全国の地方鉄道をつぶさに取材、これまでの過程と現況、そして展望や打開策まで取り上げ、地方鉄道と地域経済の活性化に一席を投じる。 ●本書の主な内容 第1章 第三セクターの個性派社長 ◎秋田内陸縦貫鉄道◎いすみ鉄道 第2章 第三セクターのイベント列車 ◎明知鉄道◎樽見鉄道◎松浦鉄道 第3章 上下分離経営の模索 ◎若桜鉄道◎上毛電気鉄道◎信楽高原鐵道 第4章 グルメ列車に乗って ◎岡山電気軌道◎豊橋鉄道◎小湊鐵道 第5章 副業に活路を見いだせ! ◎伊予鉄道◎銚子電気鉄道 第6章 三江線の存続と活性化に向けた模索 ◎JR三江線 ●本書の主な内容 第1章 第三セクターの個性派社長 ◎秋田内陸縦貫鉄道 ◎いすみ鉄道 第2章 第三セクターのイベント列車 ◎明知鉄道 ◎樽見鉄道 ◎松浦鉄道 第3章 上下分離経営の模索 ◎若桜鉄道 ◎上毛電気鉄道 ◎信楽高原鐵道 第4章 グルメ列車に乗って ◎岡山電気軌道 ◎豊橋鉄道 ◎小湊鐵道 第5章 副業に活路を見いだせ! ◎伊予鉄道 ◎銚子電気鉄道 第6章 三江線の存続と活性化に向けた模索 ◎JR三江線 内容(「BOOK」データベースより) 地方鉄道をとりまく過酷で厳しい状況が、長らく続いている。少子高齢化、モータリゼーションの進展、産業の空洞化、長引く不況、そして規制緩和…撤退を余儀なくされた路線が後を絶たないなか、地方の鉄道事業者はそれぞれ、涙ぐましい努力を重ねながら活路を見出そうとしている。そしてそれは、単に路線の存続という枠を超え、地域の雇用や産業を生み出し活性化にもつながっていく。本書では、奮闘している全国の地方鉄道をつぶさに取材、これまでの過程と現況、そして展望や打開策まで取り上げ、地方鉄道と地域経済の活性化に一石を投じる。 著者について 堀内重人(ほりうちしげと)1967年生まれ。立命館大学大学院経営学研究科博士前期課程修了。運輸評論家として、執筆や講演活動、ラジオ出演などを行う傍ら、NPOなどで交通・物流・街づくりを中心とした活動を行なう。主な著書(単著)に、『都市鉄道と街づくり-東南アジア・北米西海岸・豪州などの事例紹介と日本への適用』(2006年・文理閣)、『高速バス』(2008年・グランプリ出版)、『鉄道・路線廃止と代替バス』(2010年・東京堂出版)、『廃線の危機からよみがえった鉄道』(2010年・中央書院)、『地域で守ろう!鉄道・バス』(2012年・学芸出版社)、『ブルートレイン誕生50年-20系客車の誕生から、今後の夜行列車へ-』(2012年・クラッセ)、『新幹線VS航空機』(2012年・東京堂出版)がある。日本交通学会・公益事業学会・日本海運経済学会・交通権学会・日本モビリティー・マネジメント会議・日本環境教育学会会員。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 堀内/重人 1967年生まれ。立命館大学大学院経営学研究科博士前期課程修了。運動評論家として、執筆や講演活動、ラジオ出演などを行なう傍ら、NPOなどで交通・物流・街づくりを中心とした活動を行なう。日本交通学会・公益事業学会・日本海運経済学会・交通権学会・日本モビリティー・マネジメント会議・日本環境教育学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見るA continuación se muestran los comentarios del lector después de leer チャレンジする地方鉄道 - 乗って見て聞いた「地域の足」はこう守る (交通新聞社新書059). Puede considerarlo como referencia.
地方交通問題を研究している著者は既にいくつかの著書を出版されている。今回も、実際に取材(乗車も)した地方鉄道の取り組みを紹介している。「継続は力なり」と思う。地方鉄道をはじめとする地方交通問題は未だに解消されず危機的状態が続いている。ことに鉄道は一度廃止になると他の交通機関よりも復活再開が困難だ。それだけに継続的にこのような本が出版され読まれ、地方鉄道の存続や活性化、あるいは将来的には廃止された鉄道の復活につながることを願う。だから購入して読んでみた。印象的だった点をいくつか採り上げる。1つ、飲食イベントの列車の収益、鉄道会社に直接入るのは運賃部分のみだそうだ。乗客としても鉄道の活性化への願いも込めてそのような企画列車に乗車するお客様もおられるかもしれない。そのような飲食イベント列車の場合、鉄道会社は通常運賃よりも高い運賃を頂いてもいいのでは。次に、東北地方のとある第三セクターの鉄道は、百貨店業界から社長を招き入れたという。商圏の設定とか、対象となる層を特定したマーケティングなどを行うという。その際、「あ〜あ、やっぱりなあ…」と思ったが「女性」という切り口でもマーケティングをするという。「またかい・・・」とため息をついた。どうして冷や水を浴びせるようなことを申し上げたかというと、様々な業界が「女性」を切り口としたマーケティング戦略を行っているから。いや、それだけならまだいい。問題なのは、「女性」という切り口で経営戦略を練るあまり、度が超えて「女性限定」企画をしたり「女性専用」商品(女性専用ネットカフェのように女性しか利用を認めないような事)を作ったりしてしまう会社が相次いでいることだ!!!!(さすがに地方鉄道ではあの禍々しい「女性専用車両」はできないだろうが・・・[←一律男性排除という男性差別であるうえ、必要以上に男女間の対立・不信感を煽る要因にもなっているという])本当は直接著者なりその鉄道会社なりに意見するべきかもしれない。だが、ここでも書いておきたい。「女性」を切り口としたマーケティング等でお願いしたいのは、決して「女性限定」や「女性専用」にならないようにしてほしい、ということ。具体的には大●川鉄道のように、「女性のみを対象とした鉄道関連イベント」だったり、「赤のJR」のよう「にハウステンボス女子旅きっぷ」・「ゆふいん女子旅きっぷ」のような、女性のみ割引率を高くした実質男女差のある(女性のみ男性より安く利用できる)企画乗車券だったり…。そのような、いわば「男性への差別」になるような方法を取ってほしくないのだ!!!!!!!!!!!百貨店は従前より女性客を主要顧客として優遇しており、某鉄道会社系の百貨店でも女性会員制度のみ実施し、女性のみ会員割引を提供している。そんな風にならないでほしいのだ。ではどうすればいいかというと、以下のような感じだ。例えば、いすみ鉄道のように、沿線を「ムーミン谷」に見立てて自社や沿線を演出すること。「ムーミン」というキャラクターや物語は主に、女性に人気があるという。そのほか、百貨店の様な物品販売業での話であるが、女性向けの商品を多くそろえること。地方鉄道では、例えば飲食イベント列車での食事を女性向けのメニュー(もちろん男性客も参加可能)にして提供すること。闇雲な「女性限定・女性専用」と私が申し上げていることの違い、お分かりいただけただろうか?「女性」を切り口にするにしても、この点に充分気を付けて企画運営してほしい。なお、女性・男性という分け方ではマーケティング的にはかなり大雑把であるようにも思えてくるのだが…。人口比ほぼ1:1。さて、と。次の話。「鉄道ファン」という切り口でマーケティングをするのは良いアイディアだと思った。毎回「鉄道ファン」等の言葉を聞くごとにその「定義」があいまいであるように感じてならないのだが、25ページでは「遠方からでもわざわざ足を運んでもらえる」という狙いがあるとのこと。その鉄道会社としては「遠方に住む鉄道ファン」というのは「主要ターゲット」なのだろうが、「遠方からでもわざわざ来てもらえる」というのは鉄道ならではの存在価値だと考える。遠方に住んでいる人がわざわざ乗車しに来てくれるならば、鉄道が持つこの性質(遠方に住んでいても利用が容易で認識上の地図にもなる)を発揮する。だからこそ「遠方に住む鉄道ファン」を狙ったのはとてもよいアイディアだと思った。そして、自転車持ち込みの件について本書に出てきたある鉄道会社では電車内に自転車持ち込みを認めることで乗客増を図っているという。それはそれでいいと思う。だが、自転車の持ち込み料金を無料にするのはもったいないと思った。例えば1回100円の持ち込み料をお客様から頂くのはどうか。また、例えば200円で終日何回でも持ち込み可能な1日乗車券方式を取るのもいい。回数券や定期券のように継続的乗車にも対応した自転車持ち込みきっぷを発売してもいい。その「自転車持ち込み料」を原資に平日休日問わず一日中持ち込みができるよう駅設備の改良をしたり、中古車両で充分なので列車の編成車両数(2両編成だったのを3両編成にするなど)を増やす等の輸送力増強を図るのだ。平日休日問わずしかも終日自転車の持ち込みができるようになれば沿線住民の公共交通による移動機会や「交通権」を大きく広げられるものと期待する。鉄道会社側から沿線利用者にこのような考え方を説明し、概ね理解が得られたらこのアイディアを実行してもいいのでは?偉そうな言い方でしかも延々と書き連ねてしまった。けれど、このレビューも地方鉄道の存続活性化の役に立ってほしいので書いたのです。
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